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小論文の書き方とは
小論文って何?
どうしたら書けるようになるの?
…そんな質問を、よく頂きます。
小論文は、作文ではありません。もちろん、本格的な学術論文につながるものではありますが、やはり量の点で大きく異なります。
大学受験、大学院入試で問われる小論文、また、就職や昇進試験で課される作文論文を、なぜ書かなくてはいけないかというと、それは受験者の知的能力、言い換えると学生として、会社員としてどれほど優秀であるかを測るためです。
なぜ小論文を書かせると、そうしたことがわかるのでしょう。
それは、小論文を書くために必要な能力を考えればわかります。
それは第一に、課題文を正確に読みとる国語力。
第二に、課題文の要求に沿って、自分独自の小論文を書くに十分な、論理的思考力。
第三に、その思考を正しく、また説得的に小論文として表現できる文章力。
そして忘れてはならないのが、それら全ての土台となる知的能力なのです。
なぜなら、読む、考える、書く、これらの作業は、どれも高度に知的な作業だからです。
なぜ小論文を書くのか、別の視点を提示しましょう。
大学も企業も、優秀な学生、高スキルの社員を迎えたいと必死になっています。
企業は言うまでもありませんが、大学も今や、学生の質が高くないと、生き残っていけなくなった時代なのです。
学問をするにも、企業で複雑な業務を処理するにも、それを担う力はひとえに知的能力です。
だから応募者にそれがあるかどうか、どれぐらいか、小論文を書かせて試すのです。
さてここで、小論文を書くための能力として、知識について考えなくてはいけません。
出題される任意の課題(テーマ)に対して、自分としての意見を作り出すもとになるのは、なるほど知識といえます。「コンプライアンスの重要性」について問われたとき、コンプライアンスそのものを知らなくては手も足も出ません。
ですからどれだけ幅広い知識を持っているかは、重要な要素となります。
しかし、知識を知識として持っているだけなら、全く小論文の役には立ちません。
なぜなら、知識を土台にして「考える」ことをしなければ、自分としての意見など立てようがないからです。
だから、いくらいわゆる小論文の「正解例」「模範文例」を数多く読み、暗記したところで全く役には立ちません(安心できる、という精神安定剤くらいにはなりますが)。
そもそも、無限大の数があるテーマ全ての「正解」を、読み切ることなど出来るでしょうか…それこそ論理的矛盾です。
ですからみなさんには、小論文に関して、ここでどうしても覚悟をしていただかなくてはなりません。
小論文を手っ取り早く書けるようになる方法など、この世のどこにもありません。
「正解」もまた、どこにもありません。
あるのはただ、書けるようになるための「よき訓練法」と、評価に値する「よき小論文」だけなのです。
これは研究者として、編集者として、ライターとして、これまで小論文や学術論文、そして広い意味での文章に接してきた、我々WIEスタッフの一致した見解です。
ですからこのサイト群で提供するあらゆる情報、添削、サポートは、この「よき訓練法」を提示し、「よき小論文」とは何か、それをいかに目指すか、との立場で作られています。またそれゆえに、大学受験向けのページでは、原則として正解例文も提示はしません。また就職・昇進試験向けページでも、ご希望によっては模範例を作成しますが、あくまでもご自分で書く際の参考用として提供しています。
なぜならそうしないことが、すなわちみなさんにとって、小論文の力を養う、もっとも有効な方法だと信じているからです。
この「よき訓練法」を提供するため、WIEでは一切の小論文添削を、腕利きの編集者や老練な研究者が行っています。
ですから、学生アルバイトに添削を任せるということは一切ありません。
また、添削だけであとはおしまい、ということもありません。
なぜなら、小論文の能力はただ文章力だけではありませんから、その背景となるさまざまな学問的教養・社会常識について、お客様が疑問を持つことは当然ですし、それに答えることもまた、「よき訓練法」を提供するためには当然必要と考えるからです。
しかし提供するその答えとは、「Aとは何ですか」「Bです」ではありません。実はさっさとそう答える方が、小論文を添削し、質問に答えるWIEにとっては楽なのですが、そうはしません。その代わり、「その正解を見つけるためには、C・D・Eという考え方、調べ方をしてください」と答えることにしています。なぜなら、考える能力こそ小論文を書くための大事な要素なのに、その実習を省くようなことをしては、「よき訓練法」とは言えないからです。
はじめ半信半疑だったお客様が、こうしたWIEの添削を受けると、驚かれることが多いようです。それは、「小論文添削指導とはこういうもの」との一般的な理解が、未だに固まっていないことにあるからかもしれません。しかしそれと同時に、「他の添削と、質がぜんぜんちがう」「ここまで手厚いとは思わなかった」との声も頂いています。
しかしWIEとしては、小論文の力を付けるために、当たり前に必要なことを、当たり前に提供しているだけのこと、と考えています。繰り返しますが、小論文の勉強に、手っ取り早い方法などありません。いくらヤマをかけようが、公式なるものを覚えておこうが、おそらくそれでは採点対象となる小論文すら書けず、よしんば書けたにしても、大勢を出し抜くことは絶対に出来ません。
必要なのは国語力、論理的思考力、文章力、そしてそれを養うための訓練なのです。
これが、WIEの主張する「小論文の書き方」です。
このサイトを開き、小論文作成の指導を始めてから、8年が過ぎました。
多くのお客様が、志望大学へ、志望先企業へ、より上の職へと進まれました。
添削を通じて、みなさんのよりよき人生のお手伝いが出来たこと、本当にこのサイトを開いてよかったと喜ばしく思います。
「自分たちが身につけた技術を、世の中に役立てたい」「それをもって、この社会の知的水準を向上させたい」との願いから始めたことですから、この喜びはなおさらです。いままでのお客様に、ここで心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。




