就職転職・昇進昇格試験コラム14
就職試験・昇進昇格試験論文や作文の参考になるコラムです。
受講生への手紙──ビジネス論文お悩み相談(第3回)
(前回からつづく)
ですから、まず1つめの「自他共にいい話」、いつも考えているその話があるなら、それを、自分の子供や弟や妹に話す気持ちで、文章にしてみて下さい。
もちろん、いわゆる「話し言葉」ではいけませんが、わかりやすい言葉、理解してもらいたい文章の根っこにあるものとは、実にこの気持ちにほかなりません。
いかがでしょうか。
私も勤め人生活が長かったですから、組織の中で生きていくことの難しさは、重々わかるつもりです。
善意が必ずしも通らない理不尽さも知っていますし、悪意の固まりに見える者が、えてしてホイホイと世を渡る姿もたくさん見てきました。
そうした状況下で「文章を書け」と求められたら、誰でもどう書くべきか迷いますし、いわゆる「文章術」とか、「すごい独創性」とか、そんなものを求めてしまいがちです。
ですがつらつら申し上げたように、そんなものは、実は些末な事柄なのだと私は思います。
それよりもまず、いいたいことがあること。それを誠実に伝えようとすること。これが、根っこだと信じています。
普段お考えの「対策」や、文章を書いているときの気持ちは、この2つに合っているでしょうか?
考えた事柄は、本当にもう「これ以上考えようもない」ことでしょうか?
自信を持って語れることでしょうか?
考え抜いた自信のある「話」を、わかってもらおうという気持ちで文章にしているでしょうか?
どうか、ここを考えて下さい。それが、最も効率的な対策と存じます。
ご健闘をお祈りします。