就職転職・昇進昇格試験コラム15
就職試験・昇進昇格試験論文や作文の参考になるコラムです。
受講生への手紙──ビジネス論文お悩み相談(第4回)
今回は、「課題には自分の部署とは関係がないような事柄も含まれているが、それについても答えるべきだろうか? これは書くのが難しいし、書いても失敗しそうだからやめてもいいか」とのご質問にお答えします。
ご自身のビジネスを考えて頂きたいのですが、いかなる業務であれ、何の制限もないことはないでしょう。御社の規模や世間の経済状況や商品の善し悪しや、様々なことで業務には枷がかかっているはずです。
論作文も同じです。課題が何を問うているか、字数はどれほどか、制限時間は何時間か、さまざまな規制の中で、最善の文を書かねばなりません。
ですから、この問題には2つの解があるのです。
1つのやり方は、「関係ないから」といって全く扱わない方法(つまりお申し越しの方法です)。
もう1つは、それと自分の業務との、何らかの関係を読み取って解釈し、記述する方法。
私なら、後者で切り返します。しかし、これは文を書き慣れているから出来ることであり、しかも今申し上げた制限を考えると、かなり難しいと言わざるを得ません。
ではどっちにするかですが、ここではリスクと効果で考えて下さい。
まず、制限の中でご自身に出来るかどうか。
次いで、やってみた効果=読み手の印象はどうだと予想されるか。
特に、読み手がどんな人物であるか=御社の風土はどうであるかは非常に重要です。
制限の中で何とか「関係ないこと」についても書く、ということは、かなりの能力を必要としますが、せっかく書いたその内容を、御社の「読み手」は、理解できるでしょうか?
じっくりと、ご検討下さい。