就職転職・昇進昇格試験コラム16

就職試験・昇進昇格試験論文や作文の参考になるコラムです。

さて、「ビジネス論作文を書く場合

WIEの高田です。

さて、「ビジネス論作文を書く場合、冷静に事態を分析するのはいいが、あたかも傍観者であるような文章にはならないか? 自分の思いやメッセージを込めた方が良いのではないだろうか?」とご心配の方がよくおいでですが、これは非常に微妙な問題です。

残念ながら文章は、どのTPOでも通用することはほとんどありません。また仮に同一の読み手でも、その日の「機嫌」によって、文を読んだ印象が、全然違うことはよくあるものです。従ってある日のAの読み手に適した文章であっても、翌日のA、または同日の別人Bから、さまざまな意見が出されることは避けがたいと言えます。ですから、毛彫り細工のように細部に手を入れることはあまり効果がありませんし(あえて横文字を使いますと、「エッジが鋭くなりすぎる」ということです)、ああ言われたからすぐこうする、というのも、右往左往させられるばかりで効率的ではありません。

従って、複数員で構成されるであろう「読み手像」を適切に想定した後、それらの最大公約数に止めることが、一番現実的と言えるでしょう。

これは全ての会社で当てはまるかどうかはわかりませんが、一般的にいって現在管理職の多数を占める方々は、高度成長期やバブル期の記憶が強く、「夜討ち朝駆け」「熱烈な意志で」「とにかくがんばります」「会社のために、こんなに一生懸命やっています」との態度や言葉が大好きです。しかし今日では、このような気持ちばかり先走るやり方が、全く効果的でないのも事実であり、そもそもがんばってもどうにもならないからこそ、不況というのです。そのために、冷静な認識と、的確な分析・立案が必要なのですが、なかなかこれまでの生き方や仕事観を、変えることはできないのでしょう。

従って、もし仮に、読み手がそのような人物ばかりで構成されていると判断されるなら、ややこうした表現を加味する必要があるでしょう。

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