実用論文・作文のツボ-就職転職・昇進昇格試験のために(10)

過去のWIE実用論作文の添削コメントから、就職試験・昇進昇格試験論文や作文の参考になるものを集めました。

-地に足がついた内容を書きましょう就職・昇進・昇格試験論文・作文の書き方

なぜ志望するのか?という背景は、大きな社会情勢の分析や、歴史の動き、といった、志望者個人との関係が薄いことを持ちだすより、志望者の個人的体験から説き起こした方が有効です。実際の生活のなかで、こういう目にあった、あるいはこんな目にあった人を見て憤慨に堪えない、との内容から書き始め、だからこの職を目指すのだ、という結論に落ち着かせましょう。なぜなら、自分のことだけに説得力があり、読み手の心に迫るからです。

 また比較的公的性格が強い団体の担当者だけに、読み手は寄せられた小論文を「高いところから読む」心理状態にあると考えられます。これが大学受験の小論文と違うところで、「どうにかして採りたい」と考えながらではなく、有り体に言えば「採ってやる」と思いながら読むわけです。
 そうなりますと、文体は丁寧にして、読み手を「いい気持ち」にしなくてはなりません。とはいえ、あからさまなおべんちゃらや、「どうか採ってください」との哀願は絶対に入れてはなりません。なぜなら、読み手はおそらく、そうした物言いにうんざりしているおそれがあるからです。

 さて、以上二つのポイントをまとめますと、
① この資格を目指すに至ったきっかけとなる、個人的体験を説く
② その解決、あるいはその改善のために役立つために、この資格を取りたいのだと説く
③ 文体は丁寧に
となります。

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