実用論文・作文のツボ-就職転職・昇進昇格試験のために(20)

過去のWIE実用論作文の添削コメントから、就職試験・昇進昇格試験論文や作文の参考になるものを集めました。

-あくまでも課題の要求に沿って書く就職・昇進・昇格試験論文・作文の書き方

…課題が全くない、通常の答案としては、手を入れるべきところはありません。ただし、文章全体の文脈(文中でどういうことを述べているか)について重大な問題があります。それは、課題の要求に応えた文になっていない、とのことです。
 従って、この文は全体を書き改める必要があるかと存じます。それでは以下、どのように改めるべきかを申し上げます。

 

課題を検討しましょう。要求されていることの第1は、
「A社において、自分をどのように高めたいか?」とのことです。すなわち、
・今自分はどのような状況で、A社においてはどのような自分になりたいか
とのことです。これをさらに言いますと、
・企業人、技術者として、自分が今できていない○○を、A社でできるようになりたい、または今の環境では実現できない○○を、A社で実現したい
とのことに他なりません。
 しかし、これに対応する本文は、文中でははっきりとしません。この点をまず補ってください。
 次に課題の第2の要求は、「その目的は何か?」です。これはつまり、第1の「なりたいこと・したいこと」について、なぜそのような自分になりたい・そのようなことを実現したいのか、とのことです。しかし残念ながら、第1の部分が曖昧なので、これが生きていないのです。
次に課題の第3の要求は、
「目標はどう定めているか?」です。
 答案に即してこれを考えますと、
・技術者として、どこまでその技術を具体化・実用化するか、いつまでに、どのようなコストを見込んで実現させようとしているか
とのことになると存じます。
 次に課題の第4の要求は、
「その為に自分はどうして行くのか?」です。
 これはすなわち、
・第3を実現させるために、自分は何をするか、何に努力するつもりなのか
とのことになると存じます。
 最後に課題の第5の要求は、
「自分の技術をどのように生かしていきたいか」です。
 これはすなわち、
・第1を実現させるために、自分の使える技術はこれこれで、それを用いるとこういうことができる=A社のためになるこんな商品ができる
とのことになると存じます。

 さて、以上お話ししたことで、なぜ「全面的に」書き換えねばならないかがご納得いただけたかと存じます。従いまして、答案中網掛けしました部分は不要であるか、または大きく要約し、そのスペースを使って、以上申し上げたことをお書き下さい。

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