新会社での活動

昇進昇格試験

課題

新会社で成し遂げたいこと

 新会社××の○○職として、自身がどのように社に貢献したいのか、自由にアピールしてください。
 新会社としての「全社視点」をもって、ご自身の貢献を位置づけてください。

(担当業務・担当プロジェクト等について論じるのみでなく、かならず全社の目線を入れてください。)


文例案

 2019 年4 月に発足する新会社××は、5社が一体化することで、業界動向により効率的に対応することが目的である。特に、売り上げが減少している△△は、この統合を機に現在の担当分野で業績の回復・向上することが課題である。

 私は2015 年にIT 担当者から、新規事業開発部に移動した。ここで○○職として、1)新事業である●●を強化・拡大する、2)グループ会社とのネットワークを強化して、真の統合を確立する、という二つの側面で社に貢献したい。

 1)は、従来当社のエンドユーザーであった◎◎企業の向こう側にいた個人客を対象とする点で、業界全体から見ても先進的な試みである。それだけに手探り状態であったが、2018年9 月より営業活動を開始し、昨年度の目標である10件の成約を達成できた。

 業界全体として、よりきめ細かい対応が顧客獲得の要点になる中で、1)は全社視点に将来性のある分野である。しかし、それだけに安定して収益の上がるビジネスモデルはまだない。提供開始から1年を経て、企業や個人客達の感想や要望が寄せられつつあるが、この活用が糸口になる。

 ○○職として、自部署のスタッフ個々人に寄せられるこれらの声を集約・分析、●●のさらなる改良を進めている。その数値目標として、会員数を現在の5倍にする。また個人客達による会合での発言には、※※に対しては見せない個人客や家族の本音が見える。今後会員数が増加すれば、こうした興味深いデータがさらに得られる。ここから、●●を超える新企画を立案・実現する。その際、個人客と直接対話してきた私の体験を活かし、彼らと対話をしていく。

 2)では、1)の過程で□□企業とのネットワークを構築するため、A社やB社と連絡を取ったことが基盤になる。同一の顧客・企業に対して、グループの企業ごとの業態や特殊分野に応じて、随分異なる評価と対応をしている。この調整は各企業の文化であって、合同後の新会社××にとって財産になり得るが、しかし担当部署にとって矛楯した対応があってはならいない。

 私は、新規事業開発という従来の企業文化からは自由であり、こうした多様性を客観的に評価できる立場にある。同時に新企画を立案・実現するには、多様な視点は有力な点である。○○職として合同後の各部門で中核を担う○○職たちと、これまで以上に積極的に連絡を取り合い、新会社××としての新しい企業文化を築く。同時に多様な視点を持ち寄ることで、従来の殻を破る新分野の開拓をしていく。

 また○○職としては、後進の指導・教育も大切である。特に新規事業開発は個人の資質が大きく、人材開発は重要である。また、私が1)2)に専心するためにも、これまで業務を継承できる人材が不可欠である。既に後輩と一緒に顧客を訪問したり、データの整理分析をしたりしているが、より体系的に後進の指導・教育に当たりたい。(1200 字程度)

◎ここに示した考え方で、文章例の作成を希望される方は模範文例作成で承ります。

◎ここに示した考え方で、ご自分で書かれた文章の添削を希望される方は文章添削で承ります。

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