WIEの考える志望理由書対策

志望理由書で聞かれていること

志望理由書(動機書)の問いは、「なぜ志望したのか」です。これは出題側からみると、「なぜあなたは、我が大学のこの学部学科に適している言えるのですか?」いうのもです。
言い換えるなら、世界でただ一人の受験生と、同じく世界でただ1つの大学・学部学科の間に、どれほど深い関係があるのか、それを示して下さいということです。

志望理由書では、何をしなければならないか?

まず志望先についてよく調べること、同時に、これまでの人生を振り返り、志望に至った自分の事情を探り当てることです。調べ上げたら両者を比較して、その間をつなぐ論理的な関係はないか、考えてみるのです。
この論理的な関係は、志望先と自分、両方を調べれば調べるほど、つながるポイントが見つかるはずです。つまり、調べた作業に比例して、より説得力のある志望理由書が書けるわけです。さらに志望先の事情を調べる作業は、文章を書くためだけでなく、面接にも必要なのです。
あるいは、いくら調べようと、両者をつなぐポイントが見つからないかもしれません。その場合はあるいは、志望先そのものを見直す必要があるでしょう。

熱意を示すには?

志望先の事情を調べる作業そのものが、熱意がある証拠に他なりません。志望先の情報がふんだんに含まれている志望理由書を見れば、大学の先生方も「お、よくウチのことを知ってくれている」と感心するわけです。これこそ、志望理由書で示すべき熱意であって、それなしでいくら調子のよいほめ言葉を連ねようと、それは読み手をうんざりさせる効果しかありません。
一生懸命やります、切望していますといった熱意を飾る言葉を連ねるのではなく、熱意に基づいた行動の結果を示すことが大切です。