卒論・学術論文を書く方へ

まとまった量の論文を書くのが初めての方でも、心配ご無用。

卒論・修論・博論には、決まったやり方、考え方があるのです。

テーマの選定からスタートして、たった3ヶ月で、卒論ばかりか修士論文でさえ作成可能なのです。

 

…ゆえに、丁寧に事実を調べ、丁寧に考え、丁寧に記述する。
それが学術論文作成の最も早い道。

※学会誌寄稿や学会発表の事前チェック・査読でのご利用も承っています。

卒論・学術論文執筆で、すべき作業とは何か?

 卒論を書くときにしなくてはならない作業は、3つに分かれます。
一つめは、何を書くかを決めること。
二つ目は、書くための材料を集め、調べること。
三つ目は、文章を書くこと。
 …ずいぶん時間がかかりそうですが、そんなことはありません。実は一つ目の「何を書くか」が決まれば卒論どころか修士論文でも、たったの3ヶ月で書くことも不可能ではありません(これは実際にやってみたことがありますから保証します)。
 二つ目・三つ目の作業は、実際に体を動かしてする「仕事」ですから、必要なのはそれを行う「その気」だけです。何をするか、それさえはっきりしていれば、さほど大変ではないのです。
 したがって、卒論で大変なのはひとえに、何を書くかを決めることに他なりません。それをどのように決めたらいいのか、どのように考え出したらいいのか、これが卒論作成のポイントとなるのです。

卒論・学術論文が書けない理由とその対策

 上に述べたように、簡単な作業なはずなのに、実際にはまったく論文が書けず、提出期限だけが近づいてくる、といった経験を多くの人がしています。ここでは、その原因を探っていきましょう。

1.テーマが決まっていない
 いや、さすがにテーマは決まっている。法学部なので、表現の自由をテーマにするつもりだ。でも、材料として何を集めれば良いのかも分からない……、といったケースがこれに当たります。
 ここで、多くの人が誤解しているのですが、この「表現の自由」といったものは、単に領域・分野にすぎない、ということです。
 論文とは、①主張・見解(これは「AはBである」あるは「AがBではない」という命題=テーゼの形を取ります)を、②正しいものであると論証する、と定義できます。
 したがって、論文全体で主張したい命題=テーマがきまらないと、論証のための材料(論拠)の収集・整理もできないことになってしまいます。

2.論証の方法が分かっていない。
 論文には不可欠な論証ですが、これには大きく分けて二つの側面があります。①自分が命題を正しいと考えるにいたった思考手順を説明する、②自分の命題が妥当する事例を挙げる、です。様々な事例を集め、考察をめぐらせても、この論証の二側面に沿っていなければ、論文を構成できないのです。

3.材料をどう構成すれば良いのかわからない。
 2の一種ともいえますが、ブロックごとには主張とその論拠は用意できているが、全体を一つの論文にまとめられない、といった場合です。これは、各ブロックの性格を正しく理解して、例えば予備考察・主部・例外に対する配慮・今後の展望などと位置づけていくことで、解決します。

4.規定字数より、超過/過少になってしまう。
 超過する場合なら論点を絞り込む、過少な場合なら同じ点をより広い分野に応用してみる、といった方法で解決可能です。

 以上は事例の多いもので、実際には躓きの原因はこれ以外にもありますが、WIEではそれぞれの状況に応じて、解決策を提案しています。

WIEが、卒論・学術論文執筆のお手伝いをします

 書くべきことをどのように考えたらいいのか、から始め、材料の集め方・下書きと本文の添削に至るまで、きめ細かくお手伝いします。もちろん、作成中にお困りのことができたらその都度、ご相談を何度でもお受けして解決いたします。 
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