高校の二学期は、推薦入試・総合型選抜の受験シーズンです。ほとんどの大学は、10月末~12月に試験ですから、準備期間は2ヶ月を切ります。この短い時間を有効に活用する方法を提案します。
1)募集要項の必要事項を確認する。
急がば回れといいますが、限られた時間で何をすべきかの基本は、志望先の要求事項を満たすことです。特に次に上げる3要件は、合否の判断基準になります。募集要項を丁寧に読み、何を用意しなければならないか、確実に把握しましょう。
①提出書類(調査書・志望理由書など)
一般的には受験生自身が書く志望理由書などは数百字~1,000字というものが多いですが、中には2,000字も書かせる場合もあります。また、課題図書や研究テーマを指定して事前レポートを作成させる大学もあります。
②筆記試験
小論文がほとんどですが、一般教科(共通テストを含む)の試験を課す場合もあります。試験でどのような能力を見るためのし試験なのか、募集要項に書かれています。数学や理科など特定教科の知識が必要だったり、英文資料を読まされたりしますので、出題傾向に対応した対策が必要です。
③面接
形式は内容は、大学・学部によってかなり異なります。一人ずつ入室する、あるいは複数名(3~5名)が同時に入室し同一の質問に答えるもの、さらには数人のグループで一定の主題について討論をさせるものなど、さまざまです。
ここからは、①~③ぞれぞれへの対策について述べていきます。
2)事前提出書類は添削してもらう。
事前提出書類は、必ず信頼できる人に添削してもらいましょう。まだ大学教育を受けたことのない受験生は、大学入学後に何が必要か、あまたそのため大学が受験生に求めるものはなにか、誤解しがちです。大学の実情を知る方税費添削をしてもらいましょう。WIEでは、問題持込小論文で対応しています。
なお、AIを利用する人もいます。しかし、AIに何を聞くのか、何をさせるかが正しくなければ、良い書類は書けません。やはり、大学の事情をよく知る人の意見は必須です。なお、この問題については「AIで事前提出書類を書くのは、あり?なし?」を参照してください。
3)筆記試験の過去問演習をする。
この段階では基礎演習ではなく、実際の過去問に挑戦することになります。ただ、推薦・総合型選抜の過去問は問題集などになっていない場合が多く、解説や解答例の入手はこんなんです。また、著作権の問題なので、過去問の閲覧はできても実物やコピーの頒布はしてくれない大学がほとんどです。
ご自分で過去問が手配できれば、問題持込小論文で答案添削を受講しましょう。豊富な添削実績から、受講生一人ひとの状況を分析し、適切な指導していきます。また、受験者の多い大学については大学別対策講座を開設していますので、この利用をお勧めします。
特に過去問が手に入らない場合には問題手配依頼小論文で、問題の手配をお問い合せただけください。無料で問題取得の可否と、購入さらた場合の料金をお見積りいたします。閲覧しかできない場合でも、出典を持ち込んで出題箇所を特定するなどの方法で、過去問の復元をいたします。
4)面接対策を始める
進路指導の一環として高等学校の先生が面接をしてくれますが、wieは通信教育ですので、模擬面接といった対策講座は設けていません。しかし、面接で聞かれる内容は、ほとんどの場合、提出書類、とりわけ志望理由書に関するものです。したがって、これらの書類を丁寧に作成することで、面接でいろいろ聞かれても十分に対応できるようになります。
あるいは、面接で聞かれる内容に対する想定答案を作成しておくのもよいかもしれません。これについては、問題持込小論文講座で添削をいたします。